よいこのインターネットガイド

■第4章 インターネットと情報

3.インターネット上での情報の流れの特性

 さまざまな情報伝達の方法がインターネットにはあります。その方法ごとに特徴があり、また利用範囲も違ってきます。この特徴を理解してインターネットをうまく活用しましょう。

WWW

 誰もがホームページを作って発信者となって、多くの人に情報を伝達することができます。また、WWWが利用できる人ならだれでもその情報にアクセスできます。ただし、情報の流れは既存のマスコミのように一方通行のため情報は「1対多」の流れになります。

電子メール

 情報が電子メールの受取人にのみ伝達されるため、基本的に1対1での流れになります。またメッセージのやり取りなので、相互に情報を交換できますが、広い範囲の情報を得るのには不向きです。

Web掲示板・メーリングリスト

 参加者の間で相互に情報が交換できるので、「多対多」の情報の流れになります。Web掲示板・メーリングリストでは、それ自体が一つの社会になっているケースも多くあり、一方的に情報を得るだけでなく人と人のつながりという、単なるメディアを超えたインターネットならでは使い方であるともいえます。

 このように、情報の流れという観点からインターネットを見た場合、WWWや電子メールは既存のメディアとは大きく異なることがわかります。すなわちインターネットは放送局や新聞社の力を借りずに、また検閲などの権力の影響を受けずに、自分一人だけでも多くの人に情報を伝えることができるという力を秘めているのです。

 しかし、ここで注意しなければならない点は、誰もが情報を伝えることができるために間違った情報が流れてしまう危険性が高まることです。インターネットでは他からチェックされない生の情報が得られる反面、自分が目にしている情報は本当に正しいのか、それとも間違っているのかといった信憑性を自分で判断することがより必要とされてきます。つまり、自分の責任で情報を活用しなくてはならないのです。

□関連リンク:

ネチケットガイドライン(RFC1855)日本語版
[URL] http://www.edu.ipa.go.jp/mirrors/togane-ghs/netiquette/rfc1855j.html

COLUMN

インターネットに「参加」しよう

 インターネットは一方的に情報を得るためのものだけではありません。インターネット上での情報の流れの特性でも説明しましたが、インターネット上の社会(コミュニティ)に参加することこそが、インターネットを上手に利用する秘訣といえるでしょう。

 郵政省郵政研究所の調査で、Web掲示板やメーリングリストなどへ書きこみをしている人は、しない人に比べてインターネットを通じてできた友人の数が約4倍という結果(11.5人に対し3.2人)が出ています。また調査では、電子メールを(プライベートで)利用するようになってから50.9%の人が、1週間に連絡を取る友人の数が増え、54.8%の人が連絡を取る回数が増えたとたと答えています。

ネットワークの向こう側にいるのはコンピュータではなく人間です。つまり、インターネットは人と人を繋ぐネットワークだったのです。

□関連リンク:

インターネットに関する調査研究
[URL] http://www.iptp.go.jp/houdou_ogasahara/houdou_top.html