よいこのインターネットガイド

■第3章 電子メール(E-mail)

4.ログイン

 電子メールは個人に対してメッセージを送るものですから、誰かに勝手に読まれてしまわないように利用者名とパスワードが設定されます。この利用者名とパスワードを入力することで、使っている人が本当に本人なのか、誰がコンピュータを使っているのかを確認することを認証といいます。ここで本人だけが知っているパスワードを入力して、正しければはじめてメールが読めるようになります。多くのシステムでは他人の画面を除かれても困らないようにパスワードは入力しても画面に表示されません。



TIPS

いいパスワード、悪いパスワード

 パスワードを人に知られてしまうと、勝手にメールが読まれてしまったり、犯罪に悪用されてしまう可能性があります。ですから、パスワードを手帳に控えておくなどというのは論外です。また逆に名前や生年月日など簡単すぎるものだと推測されてしまう恐れがあります。パスワードには数字を入れる、単語の頭文字を組み合わせるなどの方法で自分にしかわからない意味不明な文字列を使いましょう。(例…This is a penと9511をあわせてTiaP9511など)

 では、どのパスワードがよいのでしょうか。以下に例を示します。



shirahata-3c11 …×
(IDをそのまま使っている)
makoto …×
(人名を使っている)
4912000 …×
(数字だけのパスワード)
TiaP9511 …○
E2bgRFG5 …○


COLUMN

電子メール配送のしくみ

 電子メールを送る際には、利用者はメールソフトを使ってメールを配送するコンピュータ(SMTPサーバといいます)にメールの配送を依頼します。そして、送り主からのメールを預かったメールを配送するコンピュータは、メールアドレスから送り先を探し、受け取り人のメールを配送するコンピュータにメールを渡します。そして、受け取ったサーバの中では受け取り人の郵便受けの役割を果たすメールスプールにメールを蓄積します。メールの受取人は、定期的にメールサーバにアクセスしてメールスプールからメールを読み出します。

 郵便の場合には同じ住所に複数の人が住んでいてもその人に郵便物が届きますが、電子メールの場合、住所に相当するのがドメイン名、住んでいる人に相当するのが利用者名といえます。メールアドレスは「利用者名@ドメイン名」という形からなっているのはこのためです。

 先ほど電子メールのデメリットとして電子メールを配送・蓄積するコンピューターの管理者や侵入者に読まれてしまう可能性もないとはいいきれませんと書きましたが、このような問題が起こるのはメールの送信時と、メールがメールスプールにあるときが多いようです。いずれにせよ、そのため人に読まれたくない内容を電子メールで送る場合には暗号を利用するか、他の方法を考えるようにしましょう。