よいこのインターネットガイド

■付録

メールマガジン関連サイト

 電子メールで送られてくる電子雑誌、メールマガジンが最近増えています。メールマガジンを購読すると、記事が定期的に発行者から送られてくるようになります。メーリングリストとは違い記事を受け取ることしかできないため、双方向メディアというよりはWWWに近いメディアといえるでしょう。

 WWWと同様、個人が発行しているメールマガジンが多いのもインターネットならではの特徴です。多くのものは無料で購読できるようになっています。1999年9月現在、発行部数の一番多いものはおよそ160万部、種類の方も日本語のものだけでおよそ2万誌といわれています。

 メールマガジンは発行者や、発行代行サービスのWebサイトから申し込めるようになっているケースが多く、気軽に購読・解除することができます。

□関連リンク:

インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
[URL] http://www.mag2.com/
さまざまなメールマガジンが購読できる

役立つメールマガジン from Unplugged
[URL] http://member.nifty.ne.jp/unplugged/static/mailmag/
内容の充実したメールマガジンの紹介

COLUMN

インターネットは新しい「出会いの場」

 インターネットが普及して一番変わったのは、この「人との出会い」である。1年半前(編注:1995年のこと)の7月に「インターネット原爆博物館」(英語版)を地元のボランティアと開設して以来、実に数多くの全く新しい出会いを経験した。

  原爆博物館を開設して数ヶ月が経過したある日、元米軍パイロットのジェリー・イェリン氏から電子メールを受け取った。彼は、東京空襲に参加した護衛戦闘機のパイロットだった。息子さんが日本人の女性と結婚することになって、自分が戦争中にしたことが、本当に正しいことだったかどうかに疑問を抱き、それを「戦争と結婚について」と題する一冊の本にまとめた。「あの日、原爆投下のニュースを東京爆撃から硫黄島へ帰還する飛行機の中で聞いた。仲間のパイロットは大変喜んでいた。でも私は単純に喜べなかった。そしてその不安は、戦後何十年も経って現実のものとなった。息子が日本人女性と結婚したいといったのである。」

  「その息子夫婦に三人目の子どもが生まれるので、日本に行く。そのとき広島の小学校で生徒に直接、話をしたいので助けてくれないか。」そのような依頼を受けた。私はインターネットを利用して県内の小学校の先生方にお願いの電子メールを出した。すぐに鈴張小学校、長束小学校、呉市の北にある乃美尾小学校の三つの小学校の先生から返事が来た。「ぜひ、うちの小学校で講演してほしい」との申し出であった。

 イェリン氏は、昨年十月に奥さんと広島に来られた。到着してすぐに平和公園と原爆ドームへ行った。彼は、「ドームの石が欲しい」と言って、柵の近くで大事そうに石を拾いハンカチにくるんでポケットにしまった。奥さんが土で汚れた手を見て、「手を拭いたら」と言ってハンカチを出しても、「いいんだ」と言って拭かなかった。次の日の朝、資料館を訪れた。

 三つの小学校では、大歓迎を受けた。小学生たちは熱心に話を聞いてくれた。質問もたくさんあって、興味深かった。乃美尾小学校では、元予科練におられた方が話を聞きに来ていた。小学生が、「ジェリーさんは、戦争していたとき日本人が嫌いだったと言いましたが、今はどう思っていますか」と質問すると、その方を前へ呼んで、「私たちは、戦争のとき敵を倒すことが仕事でした。でも、今は友達です。戦争は絶対にしてはいけません。」と言って握手をし、肩を抱き合った。とても美しい光景であった。

大場 充 / 広島市立大学情報科学部教授

□関連リンク:

A-Bomb WWW Museum ~ June,1995
[URL] http://www.csi.ad.jp/ABOMB/